「趣味の山歩き ますます深くなる近くの山域」 趣深山 Copyright(c) 2002-2011
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HOME > 山行記録 >阿佐 牛ノ背(1757) 天狗塚(1812) > 平成15年11月15日
無雪期
徳島県美馬郡一宇村 徳島県三好郡東祖谷山村 高知県香美郡物部村 ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。 それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での慎重な行動が求められます。 コースタイムはご参考程度にしてください。 ☆ 山行記録の編集方針について もご覧下さい。 ●この山域への 交通機関 アクセス ●この山域の地形、地質と気象 ●剣山山頂の気象(平年値、極値) |
阿佐 1390三角点 経由
無雪期 獣道コースです。難路が含まれています。未知のルートに挑む 読図力 技術 経験 精神力 体力が必要です。 自然豊かな 獣道を 利用するところがある ルートです。
くれぐれも 野生動物と ルートファインディングには ご注意下さい。
途中で引き返すにも 大変な労力を 要する場合が考えられます。
それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。
●二万五千分の一地図 「京上」 「久保沼井」
平成15年11月15日 曇り
阿佐P地点 8:57 -- モノレール始発点 --沢徒渉地点 9:36 --地籍調査地点 10:50--1390.6三角点 11:23 --1486P 11:49 --北西尾根縦走路分岐 12:30 --牛の背三角点 12:53 -- 天狗塚山頂 (13:27-13:38) --牛の背経由 --北西尾根縦走路分岐 14:30 -- 北西尾根no149杭地点 15:01 --モノレール終点 15:11 -- モノレール側道経由-- モノレール始発点 15:58 ---阿佐 P地点 16:17
累計歩行距離 12.8km 累計標高差 1526m
栃瀬より R439を京柱峠方面へ 行き、 すぐ左折し、 阿佐方面へはいる。
阿佐平家屋敷を過ぎ、石鎚神社への降り口付近で 駐車し、出発 。
林道を 下り 阿佐東谷に掛かる橋を 渡った所に モノレールの 始発点があり、石鎚神社へ向かう コンクリート道が続いているが、 左の作業道に入って、神社の裏側を通り、谷沿いの 山道に入る。
右岸沿いの山道をしばらくいくと、滝があり、道は左に回り込んでいるが、ここで徒渉して、左岸側から 滝を 捲いて 登ると 森林開発公団の 「十谷公団造林地」の看板がある。
地籍調査で 踏まれている らしく 真新しい 足跡を感じながら 人工林帯のなかを 進み、途中 立派な林業用の仕事道にでて 林業作業の跡を 見るが また 踏み跡をたどると 林に中に 地面に白いテープを貼った 地籍調査地点へ着いた。
地籍調査の山仕事道は ここまでで その後は 獣道を約100m位 たどり 古味からの 尾根道に出た。
古味からの尾根道は 古い 天狗塚への 登路だけに はっきりしていて わかりやすい道だ。
1390m三角点に着くと、京柱峠方面 などの 展望が利く。
1486Pを経由して行くと 幅広い 尾根も すっかり 葉が落ちている。
小さな池は 水が少なくなって 野生動物のヌタ場となっていた。
牛の背 北西尾根主稜線へ出る頃から ガスの中にはっていった。風が強い。
牛の背三角点 12:55 「ガス 視界 50m 気温7度 風 7−10m 」
天狗塚山頂 13:30 「南風 10m ガス 7度 風強く 早々に 下山」
帰りは 牛の背 三角点は通らず 一気に 牛の背北西尾根を 下り、樹林帯へ入って ガスの中から 抜け出て ヌタ場のある 地点へつく。
ここで 北へ向かう 尾根と分かれて 西側に沿って 苅分られた 尾根道を 標高差100m位 下る と 地図上の 水平道との交差地点に モノレール終点があった。
このモノレールに沿って 人工林のなか モノレール側道を 更に標高差620mを一気に下り 、阿佐東谷に掛かる 橋の横に あるモノレール始発点に辿り着く。
コースメモ
しかし 地籍調査の 作業終点 からは 少し 獣道などを 利用する区間 も あります。
☆阿佐 から 牛の背 天狗塚のルート
阿佐からは 色々なルートが考えられますが 最近地籍調査で足繁く踏まれている らしい 足跡を辿ってみました。 山仕事道が 入り込んでいて 少し分かりにくいですが 比較的良く 踏まれている 感じがします。
古味からのルートは 別のページ も 参照して下さい。
1486Pからの ダダ広い 尾根は迷いやすく、 方角を確かめルート選定を 慎重に しなくてはなりません。
樹林限界を出て 笹原にでても 屈曲点が多く 注意が必要です。
☆モノレール側道
この モノレールは 間伐作業などの 林業従事者の 人員輸送用です。
人工林の中の急斜面に 付けられています。
5人のり T社製 の 真新しい 3両連結のモノレール車両 が始発点にあります。
途中で 林業の作業していたら 大変危険ですので くれぐれも 林業作業の 邪魔にならないように お願いします。
モノレール側道 自体は 決して 歩きやすい「道」では ありませんで、あくまで 歩ける 空間があるだけのことです。
登山者にとっては 間伐作業や モノレールとの 事故には 十分ご注意しながら 自己責任の上で 側道を 下ることが出来る スペースがある というだけのことです。
そもそも モノレール側道など 伝って 登り 降りるというのは 色々 論議があるところです。
他に 山道 があれば それを 利用する方が いいのに決まっているのですが 。。。
もっと まともな 「道」を 探してみること のほうが 大事なようです。
「林道建設に反対しておきながら、できてしまった林道にマイカーを乗り入れ、自らの登山に利用する---
登山者はこれでいいのだろうか?
恥ずかしながら、僕自身には確たる答えがない。」
岩崎元郎 著 「登山不適格者」 平成15年6月 日本放送出版協会
GPSトラックログ
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平15総使、第387号)」
カシミール(杉本智彦氏作)利用
モノレール
赤テープなどについての 私の考え方は ここにあります。
これだけ自然が豊富な 場所に 赤テープのような 所詮は ビニールゴミになる ようなものを 残置しないように したいと いうのが私の考えです。
(ビニールよりは まだ 木綿の 赤布なら救えるけれど )それでも 付けないのが 一番 でしょう。
山は 登山者だけのもではありません。 山里の人 林業関係者 には ことに 赤テープは 嫌われます。
また 赤テープは あとからくる 登山者の ルートファインディングの 楽しみを 奪ってしまうものなのです。
後から来る人のためにも 地図 磁石 何だったら GPSを 積極的に 活用しましょうと いうのが 私の考えです。
ツキノワグマに関するサイトは
日本ツキノワグマ研究所
http://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/
ツキノワグマ痕跡写真集
http://www.bekkoame.ne.jp/~fujitama/
「山でクマに会う方法 これだけは知っておきたいクマの常識」
米田一彦 著 1996年10月10日 山と渓谷社
高知県香美郡物部村別府峡にて 高知県香美郡物部村別府峡にて
平成15年11月23日第一版
平成16年1月1日 改訂
ご注意
この山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。
http://www.lnt.org/
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