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令和4年2月20日 三嶺(1893)

★令和4年2月20日概念図 記録 写真




令和4年2月20日 三嶺(1893)

【日時】 2022 令和4年2月20日

【天候】 雪

【コース】 菅生 三嶺(1893) 菅生

【記録】

いやしの温泉郷 発 4:19 --- 林用作業小屋跡 6:13 --- 1791m標高点 9:49 --- 菅生下山口標識 11:01 --- 三嶺 (11:42-12:03) --- 三嶺ヒュッテ (12:31-13:12) --- 菅生下山口標識 13:18 --- 1791m標高点 13:46 --- 林用作業小屋跡 14:58 --- いやしの温泉郷 着 16:00

【山頂】

いやしの温泉郷は 前日から 雪。

降雪の いやしの温泉郷を まだ暗いうちに 出発。

はじめ トレースの上に 新雪が積もっていたが 登っていくと 雪は本降りとなり トレースは かすかになり そのうち きれいに 消えて 本格的 なラッセルになっていく。

南岸低気圧など 下では雨の時も 標高の高い 上の方は やはり雪だったようで 過去累積した積雪で 積雪量がぐっと増えてきている。

風も強くなって ほぼ風雪模様になり また新しい雪が トレースを すっかり消して 雪山を 完全リセットしてくれている。

本当に ありがたいことだ。

1791mの先 登り返した 山頂まで550mの標識も ほぼ埋まって わずかに チョット頭が出るだけ。

鹿よけネットフェンスも 柱の頭がところどころ 露出する程度にまで 雪で埋まってきている。

菅生下山口標識までくると 完全なホワイトアウトで 本格的な雪山らしい低視程。三嶺山頂まで 白一色のなかを じっくり 進む。

はじめ 鹿よけフェンスを目安に進み 岩も埋まり 真っ白 白一色、木々も樹氷状態で 真っ白で 目印が無い 天地の境が見極めつかない ホワイトアウトの雪原。

慎重に進み 南側の稜線へ。

三嶺山頂への最後の登りは 南側に大きく発達した雪庇を 避けて 慎重にルートを選定しながら ゆっくり登る。

山頂は 雪で覆われ 真っ白。

■三嶺 「マイナス9.6度 北西5.5m 風雪 ガス 視界なし。」(累計登頂回数 738回)

■ときおりの地吹雪ですぐの足元も見えにくくなるほどの 低視程の風雪。

厳しい雪山の天候だ。縦走どころでない。

風雪の山頂に 滞在20分。風雪を堪能し、菅生に 戻ることにし 三嶺山頂から 慎重に下山開始。

つい先程 山頂へ たどり着いた 登りのトレース痕 塹壕ラッセル痕跡も 風雪で すでにきれいに 完全に消されていた。

三嶺ヒュッテまでの 下山も 低視程で 足元が 見えにくい。

■やっと 三嶺ヒュッテに たどり着き うず高く 雪で埋まった 入り口扉を見ると 少し空いていて 雪が入り込んでいる。

扉付近を まず 外から除雪し 内部にはいり 内部の侵入した雪塊を取り除く。

■三嶺ヒュッテの出入り口ドアは 内開きだが ただ閉めただけでは駄目で ドアハンドルを 垂直にしないと ドアロックが かからないシステムなので 要注意。

ドアロックを 掛けないままだったので 大量の雪が 内部に 侵入してしまったようだ。

そのうち三嶺ヒュッテに到着した 名頃からの登山者と相協力して 硬くなった 氷雪塊を きれいに 取り除き ドアロックが しっかり かかるまでに復旧した。

■雪国の避難小屋などでは 入るのに 掘り出しで一苦労するものだ。

雪掘りに長時間を要し やっと 中に入れるのが 当たり前。

小屋によっては タラップで 2階の冬期入り口もあるものの それでも やはり 一苦労。

■登山者 自身が持ち込む 内部の 雪の片付け清掃は、退出時のドアの確実な閉めなどは 一連の手順の作業であり、雪山での避難小屋 使用する際の 基本的マナーだ。

避難小屋の居室内部に 雪をもちこんだまま ドアをしっかり確実にしめず 退出したりすると その後の 避難小屋利用者が 大変な迷惑を こうむることになる。

■無雪期なら ともかくも 積雪期は避難小屋の果たす役割として 生死を分けるほどのことに つながるかもしれない事を考え マナーを守り 積雪期の避難小屋では 雪が入り込まないように 出入り口の確実な ドア閉めを しっかりしてほしいものだ。

■三嶺ヒュッテで休止後 トレースが 完全に消えた 菅生道を下山。

驚いたことに 上の方だけでなく 一番下の 樹林帯でも 登りのトレースは 風雪と 降雪で 一部微かなところはあるものの ほとんどが きれいに 消失していた。

■この日 山中で 出会った 登山者は 三嶺ヒュッテ 4名。

2022 令和4年2月20日現在
累計山行日数 1972日(内 四国 1582日)

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【積雪期避難小屋使用のマナー】

■積雪期は避難小屋の果たす役割として 生死を分けるほどのことに つながるかもしれない。

■登山者 自身が持ち込む 内部の 雪の片付け清掃や、

退出時のドアの確実な閉めなどは 一連の手順の作業であり、

雪山での避難小屋 使用する際の 基本的マナー。

■マナーを守り 積雪期の避難小屋では 雪が入り込まないように 出入り口の確実な ドア閉めを しっかりしてほしいものだ。

■三嶺ヒュッテの出入り口ドアは 内開きだが ただ閉めただけでは駄目で ドアハンドルを 垂直にしないと ドアロックが かからないシステムなので 要注意。

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【動画】

https://youtu.be/nGXhAOLrg48



【写真】

flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72177720296850971

ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4017507.html

YAMAP
https://yamap.com/activities/15773346


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2021年度
いやしの温泉郷 及び 奥祖谷観光周遊モノレール 当分の間 休業。
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三嶺菅生道の 菅生登山入り口には 以下の看板があります。

「この登山道は 十分な装備 体力 時間がない方は 行かないようにしてください。名頃登山口からの登山を お勧めします。」

前段の部分は 年間通じて あてはまりますが

後段の部分は 雪のない 無積雪期(スリーシーズン)の話であって 一般的に 雪が多くなるような 積雪期間には

名頃登山道の 夏道ルートは雪崩や滑落のリスクが高くなり 危険が 高いルートとなります。

積雪期は名頃ルートが この 看板の内容とは 全く違うことを 十分 ご承知おきください。


【三嶺(1893) 冬の名頃コース 特に ご注意】

https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/01d4cf0037eabf915f395a6a25cd617b

http://shumiyama.blogspot.com/2013/12/1893.html


【大雪の冬 三嶺(1893)の名頃コース】

https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/e3e6c5d15b44fe7f384790c53be052f3

【三嶺(1893)南面、雪崩リスクの高い斜面】

https://blog.goo.ne.jp/shumiyama/e/ccfba53bf2833fc4370da25f8924c670

http://shumiyama.blogspot.com/2011/12/1893.html

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【APRS】

2022年2月20日 APRS(Automatic Packet Reporting System)

APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。


「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7 
今回 2台とも順調。


「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用。今回 順調に動作。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400


「 JJ5MDM-7 」と「 JJ5MDM-5 」を 同時に表示
http://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/

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IBUKI.run 活動ログLIVE配信 2022年2月20日



https://ibuki.run/
リアルタイムに現在位置を表示公開。

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【気象】


令和4年2月20日 午前9時 地上天気図


令和4年2月20日 午前9時 500,300hPa高層天気図


令和4年2月20日 午前9時 850,700hPa高層天気図


令和4年2月20日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画



短期予報解説資料





川の防災情報 XRAIN 国土交通省






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    令和4年2月20日 第一版

     


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