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石堂山(1636) 矢筈山(1848) 落合峠(1520)

★平成29年2月25日概念図 記録 写真





平成29年2月25日 石堂山(1636) 矢筈山(1848) 落合峠(1520)

晴れ 曇り

石堂山(1636) 矢筈山(1848) 落合峠(1520)

【記録】

深淵 駐車地点 発 6:48 --烏帽子山登山口 7:42 -- 石堂山 (9:57-10:25) --矢筈山 (12:04-12:50)-- 落合峠 (15:13-15:31) -烏帽子山登山口 16:33--深淵 駐車地点 着 17:20


【山頂】

夜半 未明は 小雪。

■石堂山(1636) 「プラス0.5度 南 1-2m 快晴 矢筈山 天狗塚 見える うっすら新雪 」

登るにしたがって 積雪量が 急速に増えてくる。

1710m標高点南面の雪面には グライドクラックが出現している箇所も見受けられた

矢筈山 北側稜線 雪庇個所などは特に 張り出しが大きく 注意しながら 進む。

■矢筈山(1848) 「マイナス3.0度 西2.0m 剣山 次郎笈 三嶺 西熊山 天狗塚牛の背 見える。」

落合峠への 山稜は 雪が まだ多く残っている。

雪庇の発達が 著しく 雪崩 ブロック崩壊 などに 注意しながら 進んだ。

樹林帯だと思って迂闊に考え 2011年3月雪崩に遭遇したことのある 第二峰 の夏道トラバース。野生動物の足跡はあったが 圧倒的な積雪量の多さと 上部からの積雪の不安定さを 考えると 怖いトラバースへ踏み込む気にはなれない。

今回も リスクをさけて、念のため 面倒だが第二峰頂部までいって 落合峠方面へ むかった。

2015年3月8日も大雪だったが 今回 落合峠へは さらに時間がかかった。

【矢筈山周辺 多雪時期の教訓】

積雪期 多雪の矢筈山を取り巻く 登下降のルートは その時の積雪状況 雪質 天候 気温などを その都度 適確に判断していかなくては 安全なルートとはならない。

時間がかかっても 念には念を入れて より安全なルートを選定すべきだ。


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■「良い判断は経験から、経験は悪い判断から得られる」
http://shumiyama.com/nadare/2012/02/post-156.html

■2011年3月26日 落合峠(1520)から 矢筈山(1848)への途中
http://shumiyama.blogspot.jp/2012/03/blog-post_1759.html


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【安全登山】

この山行では 安全登山のために 以下を実行しています。

■「コンパス」にて 登山計画届・下山届 を提出しています。
山と自然ネットワーク「コンパス」
http://www.mt-compass.com/

■山中では 常時 「ヒトココ」 を携帯しています。

電子登山計画届「コンパス」と連動して 「ヒトココ ID」 を届け出ています。
http://www.authjapan.com/
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=1117


■ヤマレコ ヤマメモ 登山中の「登山メモ」を一般公開しています 
「shumiyama」
http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/
http://www.yamareco.com/modules/yamamemo/userinfo.php?uid=42886

■APRS
アマ無線 「APRS」にて 登山中の現在位置をリアルタイムに一般公開しています。

「 JJ5MDM-7 」アマ無線ハンディー機 144/430MHz帯 (含 予備電池)2台 を携行。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600

「 JJ5MDM-5 」スマホアプリ「APRSdroid」使用。 
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600


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【APRS】

2017年2月25日 APRS(Automatic Packet Reporting System)
APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。

ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。

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「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=3600&tail=3600
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7 今回も 2台とも順調に 作動した。

デジピータ、アイゲート各局運営の皆様に 深く 感謝です。


「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=3600&tail=3600

赤色のところで ドコモ携帯の電波が通じています。

今回 順調に作動した。

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【動画】

https://youtu.be/Fz1jC8Ain-4



【写真】

flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72157677316956923

ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1071473.html

YAMAP
https://yamap.co.jp/activity/709523




深淵


深淵集会所 (旧分校跡)で冬期閉鎖 通行止

三加茂東祖谷山線 冬期閉鎖中
落合峠をこえる 徳島県道44号 三加茂東祖谷山線
三好市東祖谷落合字深渕438番地先(深渕集会所)〜三好市東祖谷落合562番地先(九十九谷) 3月31日まで冬期通行止(H28.12.28〜H29.3.31)


石堂山 登山口


石堂山 山頂 西側は 気持ちの良い雪原


石堂山 山頂 神社からの登山者1名と遭遇


石堂山から 矢筈山を見る


縦走路 水場標識


雪がたまりやすい 二重山稜のところ 雪が多い


矢筈山 北側稜線 雪庇あり


山頂近く 雪が多い


矢筈山 山頂


矢筈山山頂


三嶺 西熊山 天狗塚を見る


サガリハゲ の向こうに 三嶺を見る


雪が多い


三嶺を見ながら 落合峠方面へ向かう


雪庇が大きい


鞍部は 雪が多い


雪が多い 鞍部


トラバースの夏道を避け 第二峰を登る途中 矢筈山 本峰を振り返り見る


トラバース道と サガリへゲ の分岐標識


落合峠への雪稜 ふりかえり 矢筈山を見る


落合峠への途中 ふりかえり 矢筈山を見る 


落合峠への途中 ふりかえり 矢筈山を見る 


落合峠を上から見る


落合峠 三嶺方面を見る


落合峠 矢筈山方面を見る


落合峠


峠付近は ものすごい 積雪量


雪多い


落合峠から 下る場合 まず この木が 目印 となる


徒渉地点


烏帽子登山口へ降りてきた


朝の 足跡がそのまま残っていて 誰も 入ってきていない


深淵 集会場 通行止 地点 帰着


松尾川ダム かなりの部分 湖面が結氷している



【気象】


平成29年2月25日 午前9時 地上天気図


平成29年2月25日 午前9時 500,300hPa高層天気図


平成29年2月25日 午前9時 850,700hPa高層天気図


平成29年2月25日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画



短期予報解説資料


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  • 【雪深い 矢筈山】

    ■剣山系の山域でも とりわけ 雪深い 矢筈山。
    地味だが雪が多いと かなり手強い山だ。

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    【アプローチ】

    ■つるぎ町からの アプローチの徳島県道 木地屋赤松線 の先、 林道大惣線は、過去の 大雪の時などは、大抵の場合 林道斜面からの雪崩も発生したりしている。

    最終民家を こえて 車で 奥まで入っていたりすると 日中の雪崩で うかうかすると 退路が遮断されたりする危険もある。また ここは 落石も多い。

    大雪の時でも 一番安全策は、除雪サービスされている範囲内 木地屋の最終民家付近で 駐車すれば なんとかなる。

    原則「どんな場合でも 最終民家手前の駐車であれば まず絶対間違いない」

    注(最終民家でも 廃屋でなく 『人が実際住んでいる最終民家』)

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    ■工事などでの 除雪は 都合により 取りやめになることもあり 要注意。

    最終民家手前での駐車という 「安全策」は、今回は とりこし苦労だったかも しれないが 片川沿いの林道は 基本的に 除雪サービスのない林道。

     車がスタックし Uターンもできない状態になれば あれこれ脱出に苦労し、駐車場所も 掘り起こさなくてはならないので、30分ぐらいは すぐ経過しまう。
    手前に駐車して30分歩いたほうが 時間的にも 精神的にも はるかに 余裕ができる。

    ここでは 過去の大雪時 何度も 痛い目に遭った経験で 「羹に懲りて膾を吹く」ぐらい より慎重になる。

    なお冬期間工事中では 工事関係車両が 駐車スペース 作業ヤードなどを占めているため工事関係車両の邪魔にならないよう はるか手前に駐車しなければならない。 

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    【大雪の時の難所】


    ■片川沿いの山道

    急峻な溪谷の中腹を まいて通過する 山道は 大雪のつき方次第で 一気に難所に。
    さらに 大きな 高捲きしたことも過去 何度も。

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    ■橋 片川沿いの橋

    橋の上に 大量の雪がつもり キノコ状態になり どこが 橋本体か まったくわからなくなる。
    わたりながら キノコ雪を 叩き落とすとなると 一気にブロック崩壊しそうで 大変危険。
    こうした時は 橋は諦めたほうがいい。

    うまくいけば スノーブリッジで渡れるか そもそも冬は水量が少ないので 徒渉のほうが 安全確実。

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    ■大雪時は 「2連橋片川 左岸」より 「片川 右岸」のルートをリコメンド

    片川にかかる2連橋を通って 片川 左岸を まいていく 道は 南面で 雪崩が発生する 危険箇所があり 過去何度も デブリを目撃している。
    大雪時、場合によっては 更に高捲きするか・左岸沿いをやめて 「片川 右岸沿いのルート」を選択したほうがいい。

    このところ 大体において 「片川 右岸沿いのルート」を選択。
    この場合 確実に ルートファインディングできることがポイントとなる。

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    ■矢筈山(1848) 山頂北側稜線

    過去 何度も 苦労している箇所で 雪庇 張出しが大きい。

    踏み込まなくても 微妙なバランスで成り立っている 大きな張出しは、近づくだけで一気に ブロック崩壊する場合がある。過去 危険を感じて 風上側の灌木帯に 入ることも 何度もあった。
    雪のつき次第で 特に要注意。

    踏抜き ブロック崩壊 に細心の注意をはらいつつ 慎重に通過 する必要あり。


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    ■白滝山 木地屋下山分岐標識から から 石堂神社 への 下降


    夏道は 分岐から100m すぐ尾根南側を捲いていく ここが 最初の 関門。
    寡雪のときは 夏道は問題なく通過できるが
    大雪の時は南斜面で 大規模雪崩が発生する。

    大雪のときは 稜線どうしで 冬道で 下るのが 大正解。

    大雪の時 稜線を 下りながら 夏道を見ると、
     案の定 斜面全体 雪が いっぱい雪崩れた痕跡が残っている事が多い。




    ●二万五千分の一地図  「阿波中津」「古見」 
    トラックログ取得はGarmin GPSmap 60CSx使用


    ご注意
    この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
    気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。 自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。
    平成29年2月25日 第一版


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