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積雪期
矢筈山(1848)石堂山(1636)白滝山(1526)東祖谷山村より
徳島県美馬郡一宇村 徳島県三好郡東祖谷山村 高知県香美郡物部村 ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。 それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での行動が求められます。 ●この山域への 交通機関 アクセスはここをご覧下さい 無雪期20分のところが積雪期1時間半から2時間掛かることもあります。 コースタイムはご参考程度にしてください。 ●この山域の地形、地質と気象はここをご覧下さい ●二万五千分の一地図 「阿波中津」 「阿波古見」 ●この山域の地形、地質と気象はここをご覧下さい |
●二万五千分の一地図 「阿波中津」 「阿波古見」
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平成17年2月11日 曇り 時々雪 のち 晴れ
深淵 駐車地点 5:16 --落合峠 (8:05-8:28) -- 矢筈山 (10:49-11:27)-- 石堂山 (12:40-12:55) -- 白滝山 (13:43-14:02) --火打山(15:02-15:14)-- 風呂塔(16:05-16-23) -- 深淵 駐車地点 17:35
累計歩行距離 24.076km 累計標高差 2072m
矢筈山山頂「マイナス7.0度 1-2m 風が弱くなってきた 視界100m位 ガス時折雪 一時 ガスが薄くなるが またガス」
石堂山「マイナス1度 2-3m西風」
このあと 天候が回復 晴れてくる。
風呂塔山頂「-1.9度 1−2m」
山行記録詳細平成16年3月6日 雪
深淵 7:25 --落合峠 (10:11-10:26) -- 矢筈山 (13:52-14:10)-- 石堂山 (15:11-15:25) -- 白滝山 16:07 --風呂塔林道16:57-- 深淵 17:52
累計歩行距離 21.36km 累計標高差 1684m
寒気が入り 深淵は朝から雪がふる。
三加茂東祖谷山線の路面は新雪で覆われ、轍の跡が隠れている。10センチくらいの新雪が積もるが、上に行くにつれ増えてきた。営林小屋の先でにあった大きな落石は、片付けられていた。標高1350m付近に、吹きだまりに放置されている軽自動車があった。越冬の車だろうか。
矢筈山 山頂 「北の風3m 視界100m位 マイナス9.6度 」 寒いので早々に下山。
風呂塔林道は 20センチくらいの潜りかた で あとは 雪の中 淡々と林道を歩き なんとか日のあるうちに駐車地点に戻る。
車の屋根には 新雪が20cm積もっていた。
詳細はこちら平成16年1月10日 曇り 晴れ
深淵 7:24 --落合峠 (9:42-10:12) -- 矢筈山 (13:50-14:23)-- 石堂山 15:31 -- 白滝山 16:18 --風呂塔林道17:04-- 深淵 17:45
累計歩行距離 21.52km 累計標高差 1713m
朝の 深淵の 谷には 野生動物が 沢山 動くのか 雪面にアニマルトラックが いっぱい ついている。 ゆっくり 林道を 横切る 野生動物を 見かけた。
営林小屋の先で 大きな落石 有り。
14:00 矢筈山頂「晴 西の風3m -1度 山頂付近にあった 雲もとれてきた。日ざしが 暖かく感じる。剣山 三嶺 の 稜線 の上に少し 石立山が見える。 三嶺 天狗塚 牛の背 が白く見える。」
まだ 雪は少ない。
何とか 日のあるうちに 林道に降り立ち、深淵まで 薄暗くなった林道を歩き なんとか ライトを 使わず 駐車地点 へ辿り着く。
詳細と写真平成15年2月15日 晴れ
深淵 8:03 --落合峠 10:11 -- 矢筈山 (12:16-1305)-- 石堂山 13:53 -- 白滝山 14:43 -- 深淵 16:28
累計歩行距離21.3km 累計標高差1624m
13時矢筈山頂「快晴 南の風 プラス5度 ジッとしていると寒いが 、もう素手でもいられる。朝方は冷えたが、日中の日差しは春の趣だ。雪はまだ多い。 1600mより上は新雪が2,3センチ積もっている。下の雪は締まってきている。剣 次郎笈 丸笹 塔の丸 三嶺 天狗塚 など全部見える。」
狩猟シーズン最終日である。 この日から 川魚の釣り解禁日までは登山者が大手を振って静かな山歩きが出来る。
この日も 天気には恵まれた。平成14年2月9日 曇り
鎖谷 --落合三加茂線10:18-- 落合峠 12:00 -- 矢筈山 (14:33-15:29)-- サガリハゲ 16:52 ---落合三加茂線 18:12 -- 鎖谷
累計歩行距離 15.5km 累計標高差 1639m
15時10分矢筈山頂「はじめ 雲が流れ 時折小雪が舞う 視界が遮られる方が多かったが、そのうち、ガスが消え高曇りとなる 北よりの風強く吹く マイナス5度 雪の量はまずまず ジッとしていると寒い 剣 次郎笈 三嶺 はまずまず見える 北側は少し視界が悪い やがてガスが抜け讃岐平野が見えてきた。」
山行記録詳細と写真平成11年1月30日 晴れ
深淵 8:07 --風呂塔林道---白滝山 10:37-- 石堂山 (11:47-12:15)-- 矢筈山 (14:00-14:42)--落合峠 16:40 --深淵 18:35
累計歩行距離21.3km
14時30分 矢筈山頂 「快晴 西の風 やや強い マイナス4度 やや寒い 一の森 剣山 次郎笈 高の瀬三嶺 天狗塚 牛の背 手前に 丸笹 塔の丸 奥に 天神丸 平家平 高城山 三嶺 天狗塚 北に 高越山 吉野川 阿讃山脈 讃岐平野など全部見える。」
落合峠 のすぐ下で 雪の中に 脱輪した車が 放置されていた。その下から 4WDの轍あり
2004年1月10日 etrex Legend のトラックログ きれいにとれた
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平15総使、第387号)」
やはり 谷沿い ではGPSログは乱れる(平成15年2月15日etrex venture)
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平15総使、第387号)」
カシミール(杉本智彦氏作)利用
☆コースメモ
●主要地方道三加茂東祖谷山線 烏帽子山 登山口( 落合峠旧道入り口 )通称 営林小屋 から 落合峠 へ650m位 のところで 大きな落石が路上にあり 斜面の岩盤が崩れかかっています。
(平成16年1月10日)
この道は 冬季閉鎖中ですので、万が一の危険を 十分認識した上での 自己責任行動が必要です。
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●平成16年 3月 6日
落石は 取り除けられていました。
●落合峠には 風速計が取り付けられています。観測小屋の屋根の上や、稜線の少し離れたところにも。
●サガリハゲ分岐からの捲き道は 足下のステップが崩れるなど 積雪の状態が不安定な場合は サガリハゲ方面のピーク上部へ登って行ってから 捲く場合も出てきます。
●矢筈山から石堂山への 縦走路 で山頂から 北東尾根への 分岐にかけては 東側への雪庇状の張り出しが 多く 不安定なところがあり 踏み抜きに要注意です。 春先 ブロック崩壊をしているのを見かける時があります。
●白滝山 山頂三角点から北側の下り しばらくの間は 東側への雪庇状の張り出し が 有る場合があります。
踏み抜き要注意です。
●鞍部から 矢筈山への 間で 一部2重稜線上の所があり、夏道は 小さな岩峯沿いにあるが 積雪の状況によっては、南東側の 2重稜線側を 使い 大きく南東側へ 捲いていった場合の方が 良い場合があります。(冬ルート)
矢筈山山頂付近 過去 何回かの 冬のトラックログを 重ね合わせたもの で 積雪状況により 多少違う ルートになる所があります。
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平15総使、第387号)」
やっと 矢筈山 山頂へ 最後の登り
長いラッセルのすえ 山頂標識が見えてきた 平成16 年1月10日
矢筈山 頂上近く
石堂山石塔
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冬の深淵
何年か前には 深淵では 冬でも 越冬する 人がいたりして トレースがつき 竈の煙が立ち上ったりして 人の気配があったのですが、最近では 冬季期間中は 里におり 用事があると 里から 深淵の家へ 車で 通ってきているようです。
深淵集会所(小学校跡)までは 毎冬 除雪サービスの対象となっていて 適宜除雪はされてあって 決して交通途絶ではないものの やはり厳しい自然条件の元で 越冬して 生活し続けるのは 大変なようで、今では 深淵の住人は 冬には みんな 里に 降りて しまい、深淵の冬は 静かな山里になります。。
ある年の冬 家にもっどていた 深淵の住人から 昔 中学生のころ 暗闇で 落合峠を越え 通学しいた話を 聞きました。そりゃ 通学とは さぞ 大変だなと 思いました。
そういえば この道の 道中に 江戸時代の 嘉永 弘化 などの年間の石仏があったりして 昔のひと は ここを歩いて 往来していた証拠を 見ることができます。ここらの道を通るたび 昔の人の脚力は 本当にすごいなあ とつくづく 感じます。
私が持っている 一番古い 昔のガイドブックにも 落合峠から国鉄三加茂駅まで徒歩7時間という記述もありますから、昔の登山者も凄かったと思います。私などもすでに 自動車時代の 軟弱派の世代です。それでも まだ 除雪サービスの始まらない 時分 、大雪の年には 三加茂町 奥森清から落合峠まで しっかり雪道をラッセルして歩いた 記憶があります。しかし 歩きを 生活の中に 当然のように 取り入れていた 昔の歩き主体時代の 世代には とても かないません。
こうした 昔からの 山里も このところ 高齢化で 集落に廃屋がボツボツと 増えてきているのは 誠に残念なことです。
ハンター
冬場に よく 入っていたのは ハンターや 猟師です。雪道に付けた動物の足跡を追っていく ハンター達の雪山のトレースの付け方 や 猟場から猟場へ移動する 山道のトレースの付け方 から 想像した 実に丁寧な歩きかた など、 地元ハンターの トレースからは 色々な教えを たくさん 勉強させてもらったような気がします。丁度 嘉門次など 日本アルプスの黎明期に活躍した 有名ガイドの ほとんどが 猟師 出身だったように、 登山者の大先輩役は 猟師であるのは間違いないことです。
ただし 禁猟区 とか 休猟区などの設定で 猟場が 変わったのでしょう、ここの山域での ハンターのよく出てくる所も 変わるようです。
毎年11月15日から2月15日までは狩猟シーズンです。入山の際は くれぐれも ご注意下さい。
4WD
もう一つ この山域で 最近 ことに騒がしいのは 4WD車です。除雪のない 冬季閉鎖中の 林道に勇猛果敢に入っていって かなりのラッセルをしながら峠をめざす クロスカントリー走行をよく見かけます。これらの4WD車は 4WD車 でも 普通のノーマル仕様車ではなく 車の走行性能を ハイチューンアップした4WD車ばかり 何台かで グループ コンボイ を組み 雪道をラッセルしていく 走行自体を楽しむ 4WD走行派です。格段に走行性能を上げている 4WD車でも 雪の多さで たびたび スタックして 皆で 除雪したりして レスキューしながら 峠を 目指します。 チャージングを 繰り返すときの 何度も何度もエンジンを吹かした音が谷間に響きますが、雪が多ければ 遅々として 全然進まないで 歩いた方が 早くなりますが、それでも 彼らは 車から 離れず 困難な作業を繰り返し 峠を目指します。車体が堅雪でこすれたり、雪に隠れた 見えない落石など との接触とかで、車もだいぶ傷むようで、よく 車の 部品 や塗料が落ちていたり します。 こうして やっと 峠に着いて そこから 山に登ろうとするような人は こうした4WDの人には まず いません。4WDの走行派は 走ることに意義あり ですから、峠に着くのが最終目的なのでしょう。また たぶん 峠に着くまでに 十分 体力を 消耗していまい、峠から登山する どころでなくなるのです。無理なクロスカントリーの末 峠近くで 力尽き 脱輪し越冬した車も見かけたことがあります。ここでは 地元の人の手助けなど まず 不可能です。また マナー を逸脱した4WD車や SOSを発して地元の人に迷惑をかけたりすると やがて 安全対策として 閉鎖ゲートが設置されるようになります。4WD走行派の方々も、他人に迷惑のかからぬよう 、くれぐれも ご安全な範囲内で 4WDお遊びを楽しんでください。
大体 登山の人は そこまで無理しないで 軽く いける範囲の安全圏で駐車し そこから 歩いていきます。私など は 歩きの 登山者ですから 絶対安全圏内で 早々と 真っ先に 駐車します。歩きの方が ずっと山を楽しく満喫できます。一度スタックしてしまえば 30分ぐらいはあっという間にたってしまいます。そんな リスクのある 危ない走行するより いち早く そこから歩いていくようにしたほうが ずっと早く安全です。登山者は本来 冬季閉鎖ゲート賛成派なのです。
平成17年2月11日 改訂増補
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