「趣味の山歩き ますます深くなる近くの山域」 趣深山 Copyright(c) 2002-2011
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HOME > 山行記録 >積雪期>三嶺(1893)西熊山(1815)天狗塚(1812)牛の背(1757)>平成17年12月29日
積雪期
徳島県三好郡東祖谷山村 高知県香美郡物部村
ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、
この山域では、登山者は自己責任での慎重な行動が求められます。
コースタイムはご参考程度にしてください。
☆ 山行記録の編集方針について もご覧下さい。
●この山域への 交通機関 アクセス
●この山域の地形、地質と気象
●剣山山頂の気象(平年値、極値)
●二万五千分の一地図 「京上」 「久保沼井」
[ 祖谷公衆トイレマップ2005年版 ][山行一覧表_日付順]
★概念図
★記録
平成17年12月29日 快晴
三嶺 西熊山 天狗塚 牛の背 ふるさと林道 阿佐名頃線 経由
【コースタイム】
菅生 いやしの温泉郷 の付近 駐車地点発 6:12--菅生谷 砂防堰堤 6:14---ふるさと林道阿佐名頃線 北西尾根取り付き (6:42-6:54)--大岩 7:13 --- 尾根分岐点 (1580m) 8:25 ----1806m標高点 (9:12-9:16)---縦走路へ出る 9:30--- 三嶺 (9:40-10:08) --西熊山 (11:28-11:43) --お亀岩 12:05 --天狗峠 綱附森分岐 12:50 ---天狗峠 西山林道下山口 12:56 15:00 -- 天狗塚山頂 (13:22-13:45) -- 牛の背三角点 14:25 ----樹林限界14:48 ----林道 15:33---天狗峠登山口 16:42--朝の北西尾根取り付き点 18:02---菅生 いやしの温泉郷付近 駐車地点着 18:29
【距離】
累計歩行距離 25.485km 累計標高差2157m
【同行者】
なし
【詳細】
先日の大雪のあと、国道439号は完全に除雪され、走りやすい状況になっていたが、昼間 路肩の雪から流れ出した 水が夜間は凍り 滑りやすいところもあった。
国道439号菅生で いやしの温泉郷へ向かい、 最終人家の少し先で 駐車し暗い中ヘッドランプをつけて 出発。
ふるさと林道阿佐名頃線を歩き、24日と同じ、三嶺北西尾根末端から取り付く。
12月24日は 大雪の降雪直後であり、 白一色の中、厳しいラッセルの連続であったが、 同行者 Sさんの パワフルなラッセルのおかげで 、なんとか三嶺頂上へ行くことができた。この24日のトレースも 風の強い一部のところをのぞいて ほぼ 残っていた。
雪質は 落ち着いてきていて 潜り方も だいぶ 少なくなってきている。
明るくなり 振り返ると 矢筈山系が すばらしい朝焼けで見えた。
1806m標高点からは いやしの温泉郷 も見える。 祖谷の谷 対岸ともに 真っ白である。
1806m標高点付近は 雪のはね出しが あり 雪で地形が変わっている。
樹林帯を抜け出たので できるだけ クラストした雪面を選んで 三嶺本峰を目指す。
三嶺山頂 「マイナス6.3度 5m 快晴 剣山 次郎笈 矢筈山系などしっかり見える 」
三嶺ヒュッテ方面からのトレースなし。
縦走路は 夏道のラッセルをさけ できるだけ 雪稜を生かして 快適に歩けるところを 選んでいくことにした。
この方が 遙かに楽だし 時間の節約になる。
ただし 南側に雪庇が所々 出ていて 注意して歩く。
大タオで シカが 鞍部を通過するのを目撃。やはり野生動物も雪で苦労している。
西熊山へは 直登コースを選択。雪面に亀裂が入り 南面は雪崩ているところもある。
西熊山 「マイナス5.6度 4m 快晴」
お亀岩避難小屋を見ると 大雪で屋根や建物周りに しっかり雪があった。光石からのトレースなし。
避難小屋の南面斜面ノ雪面には 亀裂が入っていた。大雪で斜面が不安定になっているのだろう。
ここから 天狗峠への登りは やせ尾根で、 雪庇の発達が著しく、雪庇を避け 樹林帯に入ると ラッセルがきつい。
天狗峠から 三嶺を振り返る。 天狗峠は西山林道からのトレースなし。
天狗塚山頂 「マイナス3.8度 北風 6m 快晴」
牛の背は 快適な雪稜を選んで歩けた。
樹林帯へ 入る しばらくすると 野生動物の足跡が 増えてきた。
砂防堰堤で 林道へ降り立つと、ここまで 4輪の車が入っていた。
この先 は ツボ足のトレースが天狗峠登山口まであり、そこからは 林道のラッセル。
いやしの温泉郷の駐車地点までは、 約3時間の 長い 林道歩きであった。
★コースメモ
- 平成17年12月祖谷は大雪に見舞われて、未だに たくさん積雪量がある。
- この山域 12月24日のトレースに助けられ何とか予定通りの周回コースを回ることができました。ラッセルパワーを発揮してくれた24日の同行者Sさんに感謝。
- 北西尾根は獣道ルートです。それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。
★断面図
2005年12月29日etrex-legend GPS
●二万五千分の一地図 「京上」「久保沼井」
カシミール(杉本智彦氏作)利用
GoogleEarth
Google Maps
★写真
振り返ると矢筈山に朝日 樹林帯は動物の足跡がいっぱい 西熊山方面 1806m標高点北面 白一色 1806m標高点 大きな張り出し 三嶺山頂 後ろは矢筈山方面 三嶺山頂 天狗塚方面 三嶺ヒュッテ方面 三嶺を振り返る 大タオで見かけた鹿 シュルント状の亀裂 西熊山山頂から天狗塚方面 西熊山山頂西側 定点観測地点 お亀岩避難小屋 お亀岩天狗峠間 はね出しが多い お亀岩天狗峠間のカモシカ お亀岩天狗峠間 定点観測地点 天狗峠 綱附森分岐 天狗塚近づく 天狗塚山頂 天狗塚山頂から南尾根はね出し有り 牛の背 雪で地形が変わっている 天狗塚 天狗塚遠くになる 標高1640m付近 樹林限界まで降りてきた 林道へ降り立つと4WDの轍 天狗峠登山口トレースはここから登っている 暗くなってきたが、まだまだ長い林道歩き いやしの温泉 コテージ「天狗峠」
★天気図
2005年12月29日 9:00地上天気図 2005年12月29日9:00高層天気図 700hpa 850hpa
平成17年12月29日第一版
ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、
くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。
http://www.lnt.org/
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