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積雪期

三嶺(1893)西熊山(1815)天狗塚(1812)牛の背(1757)  

三嶺 北西尾根経由

徳島県 三好郡東祖谷山村 高知県香美郡物部村

ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での慎重な行動が求められます。コースタイムはご参考程度にしてください。
☆ 山行記録の編集方針について  もご覧下さい。
●この山域への 交通機関 アクセス
●この山域の地形、地質と気象
剣山山頂の気象(平年値極値)
●二万五千分の一地図 「京上」「久保沼井」

★概念図

★記録

平成17年1月8日 曇り 雪

西山集落 駐車地点 4:17--西山林道 イザリ峠登山口 5:36 -- ふるさと林道阿佐名頃線から作業道へ 登り口 6:30 --1806mピーク 10:37 --縦走路 11:00-- 三嶺 (11:23-12:01) --西熊山 (13:34-13:49) --お亀岩 14:12 --天狗峠 15:00 -- 天狗塚山頂 (15:41-15:55) -- 牛の背 16:37 ----樹林限界17:01----林道 17:55 --駐車地点 18:30

累計歩行距離 25.105km 累計標高差 2263m

西山集落の先は 除雪がない。集落の先で駐車し、まだ暗い中 出発。

西山栗園への分岐付近の土捨て場で車の轍なくなり、そこからは壺足トレースが西山林道イザリ峠登山口まであった。

そのさき ふるさと林道阿佐名頃線はトレース無し。

作業道分岐から 作業道に入って 山道へ取り付く頃 ようやく明るくなってきた。

下の方は 雪の量はまだ少なく、藪がミックスした状態で 登っていくが、やがて尾根に出ると 本格的なラッセルになった。

100mくらい さきの、谷間で短足で黒い野生動物が こちらの存在を感じて、ゆっくり動いていた。熊か?
ここらの山稜に力強いラッセル痕を残してくれているのは ニホンカモシカであるが、冬毛のニホンカモシカかも?
深い雪で 動きはゆっくりしていた。

1806mピークの手前は雪が深かったが、西側に回り込むように付けられた 動物のトレースを利用させてもらう。

ここからは 締まった雪面を選びながらいくが それでも多少は潜る。

三嶺山頂 11:36 「マイナス9.7度 2-3mの東よりの風 曇り空ながら天狗塚から 西熊山 綱附森 白髪山 矢筈山系などしっかり見える。剣山 次郎笈は上部に少しガスがかかている」

縦走路は トレースは消えているが、夏道通しに歩くと、下の雪面が固まっているのが感じられ、それとなく 人の歩いた痕跡を感じ取ることが出来る。
ただ 雪が多くなっているところは やはりしっかりラッセルとなる。

西熊山への登りは 直登の稜線通しの、冬道を利用する、こちらの方が眺めがよい。

西熊山山頂と、お亀岩の間は、かなりの人が入ったのか、部分的にトレースが残っていた。

お亀岩避難小屋 はブルーシートの屋根もすっかり雪をかぶっている。

天狗峠(イザリ峠)への登りは、まだ雪が少なく 雪庇の発達もなかった。

イザリ峠から天狗塚間は 風が強く 雪が飛ばされているが、トレースは消えていても、雪面に残る一寸したへこみ方などで 年末年始に人が通ったのを かすかに読みとることが出来る。

天狗塚山頂 「マイナス9.0度 北の風3m ガス 雪 山頂標識は倒れている。」

時間的に遅いが 牛の背に向かう。
ここからは 人の通った痕跡なく 一気に底まで、潜る箇所が増えてくる。

雪面の堅いところを 選びながら 歩く。

牛の背三角点は ガスの中。下りは慎重に 下ると そのうち ガスから抜け 土佐矢筈山、京柱峠方面の雲間から西日が見えてきた。

雪の尾根を一気に下り、尾根から分かれ林道に向かい、谷に入ると 暗くなった。

ヘッドランプを頼りに、下り林道にでる。

駐車地点に戻ると車にうっすら雪が積もっていた。

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☆コースメモ

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★断面図


2005年1月8日 etrex-legend-J GPS
●二万五千分の一地図 「京上」「久保沼井」

カシミール(杉本智彦氏作)利用

GoogleEarth

Google Maps

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★写真

尾根の樹林帯の中 動物の足跡が一杯 1806mピークが近くなった
振り返り 1806mピークを見る 三嶺山頂 後は寒峰 烏帽子山
落合峠 矢筈山 黒笠山
三嶺山頂から西熊山 天狗塚方面 三嶺山頂から 三嶺ヒュッテ方面 剣山 次郎笈
三嶺山頂からカヤハゲ 白髪山 縦走路 定点観測点
 三嶺天狗塚積雪量変化 2004年
三嶺を振り返る 西熊山 山頂
西熊山から イザリ峠 天狗塚方面 縦走路 定点観測点
 三嶺天狗塚積雪量変化 2004年
お亀岩避難小屋
 屋根のブルーシートが少し見える
お亀岩 
縦走路 定点観測点
 三嶺天狗塚積雪量変化 2004年
イザリ峠にて 三嶺が遠くになった。
天狗塚を見る 天狗塚山頂
牛の背 北西尾根1640m付近から  土佐矢筈山 小檜曽山 京柱峠方面に
日が沈むところ
樹林限界付近 すっかり暗くなって 林道に降り立つ

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★天気図

平成17年1月8日9時 地上天気図 平成17年1月8日9時 高層天気図 700hPa 850hPa

気象庁 提供

★定点観測地点

三嶺天狗塚積雪量変化 2004年

平成17年1月8日 第一版

ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。

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