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無雪期

西熊山(1815) 三嶺(1893)西熊山西側 北尾根 三嶺北西尾根経由   

徳島県美馬郡一宇村 徳島県三好郡東祖谷山村 高知県香美郡物部村
ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での慎重な行動が求められます。コースタイムはご参考程度にしてください。
☆ 山行記録の編集方針について  もご覧下さい。
●この山域への 交通機関 アクセス
●この山域の地形、地質と気象
剣山山頂の気象(平年値極値)

●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」

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★概念図 西熊山 三嶺 ふるさと林道 阿佐名頃線 経由


無雪期 獣道コースです。難路が含まれています。未知のルートに挑む 読図力 技術 経験 精神力 体力が必要です。 自然豊かな 獣道を 利用するところがある ルートです。くれぐれも 野生動物と ルートファインディングには ご注意下さい。途中で引き返すにも 大変な労力を 要する場合が考えられます。それなりの準備と 装備 体調 などを考慮し 天候を見定めて 自己責任にて 慎重に 行動することが求められます。
●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」

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★記録

平成16年7月24日 晴れ 曇り 一時雨

P地点 ふるさと林道阿佐名頃線 登り口  9:30 -- 上部作業道 10:00 -- 縦走路 12:05 --西熊山 (12:13-12:38) --三嶺山頂(13:54-14:04) --1806mピーク 14:22 --作業道 16:11--ふるさと林道阿佐名頃線 16:22 --P地点 16:52

累計歩行距離 12.998km 累計標高差 1331m

暑い酷暑の 夏であるが、今日は 下界は暑いものの 山の上の方には ガスがかかっている。イザリ峠登山口は8台もの登山者の車で賑わっていた

少し先の ふるさと林道阿佐名頃線で駐車し、伐採跡地から、取り付く、30分で上部の伐採作業道へ、昨年秋に来たときよりも、伐採作業道が伸びていた。終点から山道に取り付く、出来るだけ獣道を利用させてもらい藪を避ける。

念のため、熊除けの鈴を、つけて鳴らしていたのだが、いきなり5m先の笹の中から、鹿が飛びだし、ビックリした。あたりは至るところ 野生生物の ねぐら だらけ、よっぽど熟睡していて 鈴音に気が付かなかったのだろうか。人間などの、侵入を想定していなかったのだろうか。野生生物の楽園を踏み荒らしていると、感じた。

上へ行くと ガスの中に入ったが、それでも 暑く 水の消費が 多くなる。

西熊山山頂 12:30 「20.7度 1m風弱く ガス 視界100m位 」

縦走路を辿る。暑いのを敬遠してか やや天候が悪いせいか 縦走路はで出会ったのは 3名、1名 の2パーティー計四名だけだった。

やがて 小雨が降りだし、遠くで雷鳴が聞こえだした。

三嶺山頂 14:00「17.5度 2m 気温が下がってきている。ガス 小雨 雷鳴が聞こえる」
雷鳴の中 稜線から早く 下らなくては 早々に下山。

三嶺西峰からの下りは ガスの中、慎重に方角を定めて下る。
途中 雨足が 強くなって 雷鳴 も 近くなったが やがて 雨は止む。

降りてきた付近の伐採作業はかなり進んでいて、風景が 一新していた。

ふるさと林道阿佐名頃線工事現場は 鎖が張ってあり 進入禁止にしていた。

ふるさと林道を歩き駐車地点へ戻る。

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☆コースメモ

●夏の山は 低山部での 暑さで 厳しいものとなります。酷暑の最中の 行動は 水分補給などが必要です。

●この山域で 夏には 雷雲の発生は よくあります。

●林道工事や伐採作業で刻一刻 変わる様子がよく分かった。

コンクリート舗装された ふるさと林道 阿佐名頃線(久保陰工区)は 開通していません、現在 工事中です。
一般車は工事車両の邪魔にならないように しないといけません。

駐車スペースは 大抵 資材や 土砂置き場になっていて 一般車の駐車は 工事の邪魔になり 困難です。
遙か手前の 邪魔にならない 十分に広い 安全な地点で 駐車して あとは徒歩で 行くしかありません。

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★トラックログ


2004年7月24日etrex-legend-J GPS
●二万五千分の一地図 「京上」「久保沼井」


カシミール(杉本智彦氏作)利用

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★写真

伐採用の作業道が伸びている 野生動物のオアシス
樹林帯を抜ける 縦走路間近
西熊山山頂 フスベヨリ谷光石への下降点
標識が新しい
長く張り出しすぎではと心配
1806mピーク付近 霧の中を下る 雷鳴が聞こえ雨が降る
伐採作業で足の踏み場もない位 ふるさと林道阿佐名頃線工事中

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★雷鳴 雨域の変化 2004年7月24日

この日 朝から 高い山のガスがとれなかった。雲底も低くなり、典型的な夏の雷のパターンであった。
一四時から一五時過ぎが 一番 雨が降ったが、幸い 西熊山 三嶺は 大きなエコーから 少し離れていて なんとか 事なきを得たが、この日 全国的には 雷による 登山者の事故も 発生した。

レーダ雨量では[雨量強度はレーダで5分間観測した雨の強さを60分間の雨量に換算したものです。]
 12時  13時
 14時  15時
 16時  17時
国土交通省 川の防災情報より引用

地方レーダ雨量 地方レーダ雨量(履歴) 地方レーダ雨量(累加雨量) 
剣山山頂の気象(平年値極値)もご覧下さい

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落合峠 雨量 腕山 雨量
穴吹町 古宮 木屋平 雨量
京上 雨量 谷道 雨量
丸笹 雨量 西祖谷山村 一宇 雨量

国土交通省 川の防災情報より引用
 地方レーダ雨量 地方レーダ雨量(履歴) 地方レーダ雨量(累加雨量)  

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★落雷情報 2004年7月24日と25日の四国の落雷情報

雷さんだー STNet (四国電力関連会社)が運用しています。
http://www.stnet.co.jp/it/kaminari2.html

この日 全国では 雷による 遭難事故や ロープーウェイの停電などがおきた。



STNet雷情報 雷さんだー より引用



STNet雷情報 雷さんだー より引用

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★雷に関わる 体験

●夜間 行動中の雷

一瞬 フラッシュがたかれて 世の中が一気に明るくなる。
このライトニングのあと 間髪入れず すぐ 大きな 雷鳴が ズシンと 響く。
この様なときは たいがい ガスで 視界が悪いのですが この一瞬は パット 世の中明るく なるのです。
丁度 ディスコなどで せん光フラッシュが連続するようなのが 連続的に再々 起きるようになると もう危険です。少し 山稜から離れて 待機です。

●山稜より 下で ライトニング

夜間だと 特によく 分かります。
 山の 山稜 より 下で 雷の せん光が 走っているのが 見えると 足下が 不気味です。
足下から 光が出るような感じがします。

● 山稜でのテント(野営中)の雷

普通 昼間とか 夜間も ある程度の 時間までで 収まるのですが 朝まで 続くのがあるのです。
一晩中続いて 夜明けになっても 雷が鳴り響くので 文字通り 朝まで まんじりとも出来ず 一睡も出来ない経験があります。

この中でも ゆっくり熟睡して 平然と寝ていられるような 図太い神経を 付ければ、 鬼に金棒 世の中怖いもの無し 明るい人生が開けます。

●これが一番怖いのですが 「いきなり せん光 ドスン」

雷と言えば 黒い雲に覆わてきて 雨が降り出し やがて 雷鳴が だんだん 近くなってきて 雨も強くなってからという順序があるのは 下界のことです。
 山稜で ガスにまかれ 詳しいことは分からずに 雨も降らないのに いきなり せん光 ドスンという経験があります。
起承転結 なく いきなりドスン これが一番危ないのです。

地震 雷 火事 親父。怖さでは 地震の次に 位置されています。

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★天気図

2004年7月24日 9:00地上天気図 2004年7月24日 9:00高層天気図 1500m 3000m

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赤テープなどについての 私の考え方は ここにあります。

これだけ自然が豊富な 場所に 赤テープのような 所詮は ビニールゴミになる ようなものを 残置しないように したいというのが私の考えです。
(ビニールよりは まだ 木綿の 赤布なら救えるけれど )それでも 付けないのが 一番 でしょう。
山は 登山者だけのもではありません。 山里の人 林業関係者 には ことに 赤テープは 嫌われます。
また 赤テープは  あとからくる 登山者の ルートファインディングの 楽しみを  奪ってしまうものなのです。
後から来る人のためにも 地図 磁石 何だったら GPSを 積極的に 活用しましょうと いうのが 私の考えです。 

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ツキノワグマに関するサイトは

日本ツキノワグマ研究所
lhttp://ha3.seikyou.ne.jp/home/kmaita/
ツキノワグマ痕跡写真集
http://www.bekkoame.ne.jp/~fujitama/

「山でクマに会う方法 これだけは知っておきたいクマの常識」
     米田一彦 著     1996年10月10日 山と渓谷社
高知県香美郡物部村別府峡にて 高知県香美郡物部村別府峡にて

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平成16年7月25日第一版
平成16年7月27日改訂増補

ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。

http://www.lnt.org/

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