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積雪期

天狗塚 (1812) 西熊山 (1815) 三嶺 (1893) 1806P 三嶺北西尾根経由

積雪期 獣道ルートを通るところがあります。

徳島県美馬郡一宇村
徳島県三好郡東祖谷山村 
高知県香美郡物部村

ここで紹介している山々は、本州の著名山に比べると、登山道や指導標は未整備です。
それは自然が多く残っていて、この山域のいいところなのですが、この山域では、登山者は自己責任での行動が求められます。

●この山域への 交通機関 アクセスはここをご覧下さい
無雪期20分のところが積雪期1時間半から2時間掛かることもあります。
コースタイムはご参考程度にしてください。
●この山域の地形、地質と気象はここをご覧下さい
●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」

●二万五千分の一地図  「京上」 「久保沼井」

 平成16年2月11日  晴れ

西山林道 7:14 -- 天狗峠 9:05-- 天狗塚 (9:31-9:48) -- 天狗峠 10:07--お亀岩 10:42 -- 西熊山( 11:19-34) -- 三嶺(12:56-13:45) -- 1806P 14:08 -- ふるさと林道 16:26 -- 西山林道17:14

累計歩行距離15.63km 累計標高差1559m


先週の寒波のあと 良い天候が続いた。、祖谷の雪も溶けてきた。
 西山林道も除雪が入り 走りやすくなっていた。天狗峠 登山口より取り付く。

 雪は  降雪直後の ラッセルのような感じでなく もう締まって落ち着いてきている。しかも トレースがあり 随分楽して 天狗峠へつく。 マイナス7度 9m北よりの風 。稜線はクラストしていて 歩きやすいく、直ぐに天狗塚山頂へ 登りつく。

朝方 山上の方に出ていたガスは まだ少し残って いたが 天狗塚山頂にいる頃に 晴れて 快晴になった。ここから 縦走 開始。目標の行き先 三嶺は ガスがとれ きれいに 見える。 

お亀岩への下りは わかん のトレースあり 3日前の日曜日くらいの トレースで 木々の間を縫ったり 雪庇を迂回したり 大分苦労している のが読みとれる。

フィックスロープの箇所は ほんの少し ロープが 出ているだけで 多くの雪で埋没していた。この下で、大岩の裾を通る所も、岩が雪で隠れて、風景が一変していた。

お亀岩からも トレースがあった。ここも3日前のだろうか、その後いい天気だから 残っているのだろう。

西熊山山頂からは 夏道を通らず 稜線伝いに 下る。

三嶺 西峰の南斜面あたりで 2人組 2パーティーに出会う。高知県側の光石からフスベヨリ谷経由お亀岩への縦走のようだ。南斜面は 風がブロックされ 日ざしが春のようで 暖かい。

三嶺山頂 「北よりの風 8m マイナス4度 快晴で 視界はいいが 春霞が掛かり遠方は 少し 霞んでいる。日ざしは春の日ざしだ。」静かな山頂を 楽しむ。

帰途は 北西尾根を下ることとする。

1806mピーク北側あたりは本当に 雪が多い。

三嶺北西尾根は 全体に 雪が多くなって 風景が一変しているところがあって 過去何度か通った 時と 変わっていた。

途中 鹿の警戒音を 浴びせられる。

急な斜面を 下り ふるさと林道に 辿り着く。

林道は 冬でも 作業をしていた。
【反省点 1 】積雪状態次第 楽をするアプローチ
日ざしも暖かく感じられ、雪が落ち着いてきて 締まってきました。
やはり 積雪期は 積雪 の状態 次第だと 痛感しました。

前回苦労した 林道も いい天気が続き 除雪が 行われ 車での アプローチは 楽に できました。 

苦労したら苦労したらで 感動も 大きくなるのですが、あっけない 登山口までの 車での アプローチでは 車の登山だ と 少々 不満も出てきます。

山のスケールを 更に小さくしてしまっている 登山口までの 車の進入 。
雪山では 本来の形ではないのでしょう。

教訓 「雪山が 人を遠ざけるのも  苦労するのも アプローチにあるのですが、 実は 苦労する アプローチにこそ一番の楽しみもあります。」

【反省点 2 】トレースがあると
 雪山で トレースが あると 楽なのですが、 トレースあるのが 当たり前だと思うのが 一番怖いようです。

常にトレースのしっかりつけられた山域やルートも中には あるでしょうが、 天候悪化 で 僅かな間に トレースが たちまち 消える ことなどもあります。
まず トレースが 無い状態を心積もりして おかないと 大変な目に遭います。

実際 この日 トレースのある 稜線を辿り トレースのない三嶺 北西尾根の下りで 雪山 本来のルートファインディングを試されたのですが、トレースに慣れしてしまったのか、 ルートを見抜く力が低下したようで、急な下りで 苦労しました。 


「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである(承認番号 平15総使、第387号)」


カシミール(杉本智彦氏作)利用


天狗塚を下りながら 振り返る


稜線で 登山者とすれ違う


天狗塚が遠くになった。三嶺山頂。


西熊山を見る。


三嶺北西尾根は 登山道はありません。獣道を利用させてもらうルートです。かなり ルートファインディング技術が 要求されるコースです。気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し 自己責任で行動してください。

長いコースなので、 積雪状況によっては、時間が掛かるような場合があります。


阿佐名頃線は工事中です。工事関係の場所しか 除雪されません。大型車が行き交う 駐車スペースのない ふるさと林道工事区間 工事中の作業箇所へ 一般車は 立ち入りは ご遠慮 下さい。

駐車場所などは くれぐれも 工事や伐採作業の邪魔にならないよう配慮され 徒歩での 工事区域への立ち入りには際しては 十分安全には 注意なされるよう願います。

野生動物の楽園地。平和と 静穏を残し  そっとして おきたい気持ちです。

平成16年2月12日 初版

ご注意
この登山道は十分には整備されていません。険しい山道が続いています。
気象条件やあなたの技量と体調をよく考えて、適切な装備を準備した上で、くれぐれも慎重に判断し自己責任で行動してください。
自然へのインパクトを出来る限り少なくするよう心がけましょう。

http://www.lnt.org/



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