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例えば 駅から 自宅までの道順を 土地勘のない人に 言葉で あれこれ説明するよりは、簡単な概略図で示すと、 簡単に理解してもらえる。
あれもこれも 盛り込んだ 概念図よりも、必要な情報を 適切に 取捨選択した、よりシンプルな概念図の方が ずっと説得力を持つ。
分かりやすい概念図は、相手がパッと見て 直感的に すぐに理解してもらえるものである。
右の概念図では 駅から自宅までの 道順を 説明しようとすると、大変だ。
何でも 書き込むと ごちゃごちゃして かえってわかりにくい。
同じことが 山中でもいえる。
山中で見かける簡単な 案内略図は初めての人にも 分かりやすく 山頂までの道順を 示すことができる。
右の絵は剣山観光を進める会
略図といっても 色々な 目的で 提供する情報の種類とかレベルが違う。
左は 案内看板
分かりやすく 説得力を持って書かれている。
山歩きの人、それぞれに 歩く目的 関心の違いとか、によって どんな、情報が知りたいのかで 略図の程度も異なってくる。
他人に分かりやすい 概念図は 自分にとっても 分かりやすいものであるが、大勢の人に分かるには それなりに工夫が必要だ。
もし 自分だけ分かればいいという個人専用なら 徹底的にカスタマイズできる。
勿論 25000分の一の地図は 大事である。
ただ この地図を持っていても、頭に地形概念が入っているかどうかは別問題だ。
もし 概念図を活用すれば、地形概念を把握する助けになる。
現地での ぶっつけ本番の読図も 重要なことだが、事前に 簡単な概略図を 描いて 地形概念を しっかり頭に入れておくことは もっと大切なことだ。
この意味で 自分で 必要となる情報を記載した カスタマイズした概略図を作るのは 地形概念を頭に入れておく上で 大変有効なことだ。
山域全体をつかむとき有効
様々にカスタマイズできる。
色々な 表現法ができる。
2万5千分の一の地図も大切だが、分かりやすい概念図も、地形概念を理解する上で重要である。
8の字周回 平成18年9月24日 GoogleEarthは 分かりやすい。
概念図の作成方法には色々なやり方がある。
1 手書き
一番 オーソドックスなのは 手書きである。
絵地図として プロ級な表現ができる場合から、簡単なフリーハンドで描くなど すべての場面において 応用が一番利く。
2 パソコン上で作業したいのなら
手書きより もし パソコン上で作業したいのならカシミール(Kashmir)や白地図kenMapを使い ドロー系ソフト ペイント系 ソフトなどで加工。
「 『カシミール(Kashmir)』は山岳展望の解析、リアルな3D風景・景観CGの作成、リアルタイムフライトシミュレーション、GPSデータの解析、ハイパーマップの作成などが可能な多機能ソフトです。 」
カシミールは杉本智彦氏作のフリーソフト。http://www.kashmir3d.com/
ダウンロード
以下のプラグインもインストール。
地図画像プラグイン
等高線・白地図表示プラグイン
1 GPSログがある場合
カシミールをプラグイン含めてインストールし、GPSログがあれば GPSログを表示した状態で、白地図を作動させると、簡単に 白地図上にログが表示される。これを選択範囲指定して、保存すれば、ビットマップ形式の画像が抽出できる。
2 GPSログがない場合
手動でルート 登山道などとかを 設定して トラックを表示させ 1 のやり方で ビットマップ形式の画像を手に入れる。
カシミールで トラックログ または ルートを表示させた状態。
上の状態で 白地図プラグインを作動させると 以下のビットマップ形式の画像がえられる。
えられた ビットマップ形式の画像から ドロー系ソフト、またはペイント系ソフトで 必要に応じて 書き込んでいく。
紙ベースに手書きしても良い。
白地図kenMap は ちらし寿司様提供の フリーソフトです。
これを使っても 白地図が簡単にできます。
W2KenMap を使用。
「香川県で最も大きい溜め池である満濃池です.猫まねきを使って,約350個の点をとりましたが,20分ぐらいでできあがります」
カシミールでも 350点も 手動で入れると 結構 手間がかかる。
白地図「KenMap」用地図線ファイル
もとの2万5千分の一の地図
伊能忠敬の地図は 水際の輪郭線が丁寧に描かれている。
日本一のため池 満濃池。
この溜め池の輪郭線をいかに手に入れるか。
色々な方策が考えられるが 登山ルートなどの設定や GPSログの活用など応用が利くので、まず カシミールでやってみた。
上の地図から
カシミール利用で満濃池を描いてみた。
登山道ルートを新規作成し、トラックログに変換 あと 白地図プラグインで白地図変換、切り抜き。
ポイント927点。
完成
ここまで 20分 マウス利用。タブレット利用だともう少し速いかも?
色を付けなくても 水際の輪郭線がえられれば いいのだ。
この方法は カシミールを利用しての 概念図作成の 一つの手段で、登山道の表示、ルート設定、山域概念図作成など多方面に応用できる。
ところで
原図を下に引いて トレースする 基本的なやり方は 紙ベースの場合は勿論のこと、パソコン上でも簡単にできる。
わざわざ カシミールなど使わなくても、原図の上をトレースして、原図をとり除いた状態で、保存すれば輪郭線はえられるのである。
ペイント系ソフトで10分以内でトレースできるが 線が細くなったりして 出来上がりは 腕次第といったところ。
上図はドロー系ソフト使用。
ドロー系ソフトを使って、ペイント系と同じやり方で、所要時間は 同じくトレースだけの時間。10分程度。
さすがドロー系ソフトで これが やはり一番綺麗に できた。 拡大しても縮小してもつぶしがきく。
使用ソフトは手軽なドロー系ソフトとして定評の「G.crew8」。
2006年10月1日 第1版制作
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